ヱキセントリック少年少女

はにかみ屋のシティガール

田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2015 Winter *Lantana in the Moonlight*@武道館 ~2015・02・15千秋楽~

――――そのライヴが武道館で行われたのは、2月。まだ寒さが厳しい冬の頃。

そして時は今、12月。死の季節――――まごうかたなき、年の瀬である。

 

とっくの昔にDVDさえも発売された10ヶ月前のライヴレポートをいまさら誰が所望するというのか・・・・・・

 

という疑念がムクムクと湧いてはいるのですが、「ものごとには順序がある」

という鉄の掟に則るよ! 

 

バイトでの筋肉疲労及び間をあけすぎたプレッシャーで腰の重さがハンパないですが、忌憚なくモリモリ行くんで付いてきてNE!(^o^)丿<いつも以上に暑苦しいYO!

 

 

 

魔法少女はホンマにおったんや・・・・・・・・・・・・

 

――――これが生身の田村ゆかりさんを見ての、23歳女(当時)の曇った心の底から湧き出た感情です。

 

 ゆかりんだったよ。

もうね、余すところなくゆかりんだった。

あの日、武道館は間違いなくゆかりんゆかりんによるゆかりんのための王国だった。

 

ゆかりのために世界はあるの。っつーか、姫が世界の法律です。っつーか・・・・・・

 

私なんてね、好奇心に唆されて友達にホイホイついてきただけの、ド新規というのもおこがましい不法入国者だってのに、始まって30分後には「ジーク・ゆかりん!! ジーク・ゆかりん!!」って心の中でこぶし振り上げてむせび泣いてたから。

 

「姫さま、宇宙を手にお入れください」っつって――――(※著しい世界観の混濁)

 

 

私と同行した友人は、武道館2days千秋楽・『ステージバック席』での参戦でした。客席がぐるッと一周ステージを取り囲んでおり、私たちの位置はちょうどステージを真横から見下ろす感じ。

 

『ステージバック』の字面のイメージから奥まった席なのかと思いきや(※圧倒的無知蒙昧)、意外と距離が近いことに興奮! 

こりゃあ、わりとけっこう肉眼でもちゃんとゆかりん見えるんちゃうん・・・・・・?! と期待が高まります。(モニターも見やすい位置にありました!)

 

で、開演してすぐ、おなじみの猫の着ぐるみちゃんたちとなんか悪の組織的な集団が出てきてワチャワチャとした茶番をはじめ、ニワカ丸出しな不肖ワタクシは「!?」となりつつも、周囲のだいぶ年季入った感のある王国民のお歴々が醸し出す和やか~~な見守りムードに「いい雰囲気だなァ~」と安心していますと・・・・・・

 

乙女戦士♡クルピヨン*1参上~~~~!!!!☆☆☆

 

・・・・・・何が始まったんです?(^v^;)

 

アッとこれはね、まあ雑に説明するとだな~~~?!!⤴⤴⤴(テンションの向上)

「桃子ちゃん」という普通の乙女なゆかりんが、ピンチの際には乙女戦士クルピヨンに変身し、みんなの平和を守るのだ! 的なね、恒例の寸劇ヒロインショーだそうなのだが・・・・・・

 

「大人の事情」を堂々と掲げたメタ演出による絶妙な失笑感はさることながら、不肖ワタクシは、生活感あふれる商店街的なところで「近所のお姉ちゃん」的役割で一般人(少年・おばあちゃん)と会話するゆかりんを見て、まずもって

 

こんなにも可愛い声が生身の人間から出ているという事実に驚嘆してしまいましたよ・・・・・・ (((((( ;゚Д゚))))) 

 

声優ってすっげえ・・・・・・!! という、「声のお仕事」を生業としているプロフェッショナルへの純粋な感動を覚えました。

 

この脳味噌を溶かすような鬼キャワユイ声が3次元の人間から出ている、だと・・・・・・なんという人体の不思議展・・・・・・

 

なんつうの? 発声?? 音圧?? その~~ド素人なんでまったく上手く言えないんですが、そういう声の響き?? 的なのが一般人とは明らかに違うんですよ・・・・・・。

 

どこまでもクリアで、声質に雑味とかブレが一切ない。

いい意味で物凄く現実世界から浮いていて、ゆかりんだけ本当にアニメの世界から抜け出してきたかのよう。二次元感満載のクルピヨンの衣装がホントによく似合っているし・・・・・・。

 

うわーうわーすっげえかわいいんですけど・・・・・・と未知の感動に打ち震えていると本編がスタート! こっからは所感なんで箇条書きで行きますーー!!

 

◆雑駁な感想

  • モニターに映るゆかりんの笑顔・手振りにニヤニヤしながら見入ってしまい、フリやコールが完全に遅れること数回 
  • もはやゆかりんに何を言われてもうれしい」という状態
  •  ゆかりんの些細な一挙一動をひとつたりとも見逃さず全てにレスする王国民、愛しかない
  • かと思いきやそんな王国民からの全力レスをガン無視してMCを進行していくゆかり姫(ありがとうございます)
  •  神楽坂ゆかタンの昭和みと妹み・・・・・・圧倒的ときメモ感・・・・・・
  • スタイルもいいしちゃんと踊ってくれるし笑顔だし圧倒的にかわいい
  • 当たり前だけどもの凄く歌がうまい
  • 徹頭徹尾カワユイんだけど格好いい曲はしっかりカッコよく決めて歌うゆかり姫
  • 「声がかわいい」→「スタイルが最高」→「挙動がかわいい」を経てなんかもうシンプルにゆかりんがかわいい!!!! が極まった頃合いにありったけの気持ちを込めて満を持して叫ぶ
  • \世界一かわいいよ!!!!/
  • 笑って崩れ落ちるゆかり姫(合掌する我々)

 

 なんというか、いわゆる『なんてったってアイドル』的なメタアイドルをどうにも好きになってしまいがちな不肖ワタクシの勝手な意見なんですけども、声優としてベテランのキャリアを持つゆかりんと較べるのはお門違いかもだけど、「ももクロのあーりん」や「ベリのももち」にも共通するアイドル・オブ・アイドルの風格がゆかりんにはあるな、と感じました。

 

『ピンク』を背負って『アイドル』という業を背負って、なお毅然と前を向く潔さ。プロ意識。そうしたしなやかな強さがあるからこそ、一般に女子からは反感を買いそうな『ザ・女の子』なキャラにもかかわらず、同性からの熱い支持をも得ているのではないかと。

 

そうなんですよ、王国にコソコソ入っていった不肖ワタクシがホッと安心できたのは、同じような年恰好の女子王国民たちが大勢とは言わずとも一定数たしかに存在したことでした。

 

 そしてゆかりんは流石、そんな同性ファンへの気配りを忘れない!

ゆかりんから客席への声掛けで

 

ゆかりん\男の子ー?/

王国民男子\ヴォオオオオオオオ!!!!/

ゆかりんうわぁ、ムッサい。ちょっと黙ってて。 女の子ー?^^」

王国民女子\はぁぁぁぁぁぁぁぁい♡♡♡♡/

ゆかりん「わぁ~~♡ 宮野くんのライブみた~いww  黄色い歓声っていいなぁ♡」 

 

 というMCがありまして、ゆかりんデレを頂戴し女子王国民は「女の子でよかった♡」って思った瞬間だったでしょうし、人気男性声優・宮野真守ファンの友人にはたいそうウケていましたし、私も普段通ってるⅤ系ライヴの3倍ほどの渾身の力をこめて黄色い声を披露しましたし、ゆかり姫がご満悦の様子でなによりでしたよね!!

 

 

こうして、アンコールまで我々を幸福な桃色の渦に巻き込んでくれた世界一かわいいゆかり姫ですが、最後の締めのMCでは・・・・・・ゆかりんの瞳にが・・・・・・

 

正直、もっとも強く心を揺さぶられた瞬間がここでした。

 

ゆかり王国の絶対君主「ゆかりん」として君臨し、圧倒的なカリスマ性で群衆を魅了しながらも、同時にどうしようもなく「弱くて傷つきやすいひとりの女の子」であるところが垣間見える。愛すべきところしかない。

 

「また絶対来るからね、ゆかりん。泣かないで」って全然クソにわかな不肖ワタクシが(涙ぐみながら)心に誓ったくらいですから、長年の王国民の方々からすれば、より一層の姫への忠誠を誓った特別な日になったのではないでしょうか。

 

本当に、すばらしかったです田村ゆかりさん。

世界中のどんな職種であっても、一流のプロフェッショナルの仕事はあまねく美しいということを、武道館を背に全身で感じた一夜でした。 

 

♡♡♡♡♡

 

最後に私のような初心者にむけてちょっとしたまとめを!

 

<参戦前に知りたかったこと>

①曲・コール・フリを完璧には把握せずに臨んでも大丈夫?

②新参女子2人だと浮いてしまわない?(古参男性ファンの迷惑にならない?)

サイリウム(またはペンライト)って必要?

④Tシャツ(物販のもの)って着たほうがいい?

 

◆参戦後の所感◆(※あくまで一個人の感想です)

 

①正直、いちばん心配だったのがここでした・・・・・・。なんか、トチッたら国外追放の憂き目に遭うんじゃ無いかって・・・・・・。

不肖ワタクシなぞはビビりにビビッて事前に友人と壮行会も兼ねたDVD鑑賞コール練習会(@パセラ)を開催したほどだったのですが(たのしかった)、行ってしまえば周囲のベテラン王国民の方々に必死でついていけばなんとかなりますし、早めに会場に着けば有志の方が配布していらっしゃるコール本*2を頂いたりもできます。ただ、曲を一通り覚えてから臨んだほうがより楽しめるのは間違いないです!(テンションダダあがり!)

 

②普段、男女比2:8くらいのⅤ系ライヴが主戦場の私からするとこれも結構不安だったのですが、私は女友達とふたりで参加し、お隣の席がこれまた同じ年恰好の女の子2人組でした。他、チラホラ男女カップルなども見受けられましたし、女性お一人で行っても特別所在無い思いをすることはなさそうな雰囲気でしたね。というか、みんな基本的に男女問わずピンクを纏っているし王国民は紳士たちなので問題ないです!!

ちなみに、お隣のおにゃのこ達は着席時「今日はよろしくお願いします♪」退席時「お疲れさまでした♪」と挨拶してくださり、バンギャ界隈ではちょっとありえないピースフルな文化に謎の感動を覚えました。(※オルスタで小さい箱のライヴだとまさにってかんじなので・・・・・・)

 

③私と友人はポキンと折って光らせるタイプの簡易サイリウム(ピンク)をドンキで入手していましたが、直前に神楽坂ゆかタン用の水色サイリウムもあったほうがよいのではという話になり100均で購入したのですが、これは個人的には大正解でした。これらに加えて、私たちのいた『ステージバック席』には『虹色バルーン』という曲中にそれぞれ割り当てられたサイリウムで七色の虹を作りましょう、というお触れが出ており、各色のサイリウムの配布がありました。(私たちのゾーンの担当色は赤でした)

 

サイリウムは途中で光が弱くなったりするかな~と心配で2本買ったりしましたが、結構持ちがよく帰宅してからもまだ光ってました(笑)

私のようにごく初心者で金欠気味の方はこれでも可かと思いますが、他のアイドルコンサート等にも行くよ~という方は定番のキンブレが一本あればなにかと便利に使えますし、勿論ゆかりん物販公式ペンラを購入するのも◎

 

④平素、「先行物販は間に合ったらでいいや」で出発し大体間に合ってない不肖ワタクシとは気合いの入り方が違う友人は物販列に並ぶため始発で出掛けましたが、その後のんびり起床しグーグルマップで王国民ガチ勢の物販列がとんでもないところまで伸びているのを目にしたワタクシが瞠目したのは言うまでもありません。ワタクシは友人にちゃっかり自分の分のTシャツを購入してもらいました^^;

Tシャツも勿論強制などではないですが、ハッピを着るほどでなくとも自分もピンクを身に纏うことで一体感を高められたのは嬉しかったですし、可愛いデザインのTシャツで女子ながら普段気遅れしてしまいがちなピンクをお祭り気分でハッピーに着られてよかったです(笑)

友人とは紫かピンクの2択でずっと悩んでましたが、最初はやはり王道のピンクで行くのがよいかもですね。

 

♡SET LIST♡ 

1.スパークリング☆トラベラー(封印) → 乙女戦士クルピヨンのテーマ
2.†メタウサ姫〜黒ゆかり王国ミサ〜†
3.惑星のランデブー
4.ラブリィ レクチャー
5.あのね Love me Do
6.Moonlight secret
7.月華
8.君へ
9.夢色ラビリンス
10.虹色バルーン
11.不可蝕な愛
12.こっちを向いて
13.まだ好きでいさせて
14.Doki Doki ☆ π パイン
15.教えて ヴィヴァルディ
16.1、2、の3シャイン
17.好きだって言えなくて
18.純愛レッスン
19.ラブラブベイビーハッピースター
20.この指とまれ
21.Fantastic future
22.エキセントリック・ラヴァー

EN1.バンビーノ・バンビーナ
EN2.fancy baby doll
EN3.Super Special Smiling Shy girl

 

 

キングブレード iLite ピンク

キングブレード iLite ピンク

 

 

 

*1:croupion(仏・名詞)尻

*2:かわいいイラストも付いたかなりしっかりした本を頂きました。たくさんの人が並んでいたのですぐわかると思います。配布してくださる方がとても親切だった

ギターみたいな女の子が欲しい

おばんでございます・・・・・・(^o^)丿

ブログが手つかず状態になっており、いたたまれなさに包まれております。

本当はもっとモリモリと書きたいのですが、職場で春のお祭りやるわ新年度でシフトは変わるわのてんやわんやの大騒ぎの中、ガッツリ肩・首・腰をヤりまして、休みの日は屍の如くに寝るばかりで、遅々として筆が進まず・・・・・・。

 

ていうか、前々回記事で予告打ったゆかり王国の記事ですが、なんとまだ書いてます。

アレ、2月の出来事ですよ。いま4月だよ。超ウケますよね?(Ⓒ石井秀仁)

 

いま68%くらい書けてますかね。。。いったい誰が求めているのかももうわかんないですけど、ここまで来たら意地でも完成を目指し、勝手に頑張って書きますね!!\(^o^)/<きっとクソほど待たせた割には全然大したことないものができるとおもう!

 

で、それまでの繋ぎとしてなにか投下しておきたいと思ったんですけども、なにがいいかなと考えて、いまさら「好きな顔9人」をやりました。好きなブログの管理人様もやってらして触発されました(^.^)

もとはインスタで流行ってたネタみたいなんですけども、インスタもtwitterも持っていないのでこちらで・・・・・・。

ただし、ブログでやるにはちょっと色々な意味でビミョーかもしれないので、一応畳みます!

続きを読む

もう恋なんてしないなんて 言わないよ絶対

 

取り急ぎの近況報告です。

 

cali≠gari第8期始動ライヴ 「鶯谷で逢いましょう」@東京キネマ倶楽部

 

落選しました!!\(^o^)/

 

 

エートつまり・・・・・・

「落選しました」ってことは・・・・・・「行けない」ってことで・・・・・・

えっと…… ウーン??????

 

 

昨日の晩、仕事帰りで凄く疲れてヘロヘロになってて・・・・・・

なんかもう疲れたのと体調が悪すぎてまっすぐ歩くこともままならず、ドトールでなんか甘いもの飲んでから帰ろ......なんて思って、ぼんやりガリストさん達のTwitter見てたら、、、

 

なんか皆「当選しましたーー!!」って快哉を叫んでるのね。

で、私ちょっとポカンとしちゃったんですけど、

 

「当選・・・・・・? なにが? キネマ・・・・・・倶楽部・・・・・・?? ・・・・・・・・・・・・アッ!!!!」

 

ってなって、震える手で受信メールを見ました。

そんで5秒後。

 

GET TICKETからのメールが1件しか来てなかった時点ですべてを悟ったってワケ(^o^)丿

 

それからの数時間はもうね、さながら綾波レイ

完全に「第拾四話:ゼーレ、魂の座」の綾波状態。精神世界で独白。

 

cali≠gari、あたらしいcali≠gari。時間をかけて変わるもの。

8期、あたらしくはじまる8期。目に見えない変化。目に見える変化。

8期始動ライヴ、1回しか無いもの。ライヴ、気持ちの良いこと。キネマ倶楽部。

青さん、茨城に誕生したヒト。

cali≠gari、青さんの創り出したモノ。

8期は何? 7期が生まれ変わったもの。

cali≠gari7期は4人が創り出したもの。

私にあるものは払われるはずだったチケット代、お金、お金の入れ物。ATM。

それは心ある財布。

これは誰。これは私。

私は誰?私は何?私は何?私は何?私は何?

 

っていう・・・・・・。(※雑な改変スマン)

 

もうね、マジカルバナナですわ。暗黒のマジカルバナナやっちゅうねん。

はは。落選したら手も足も出ないというわけであるな。こちとら頑張ってるんだけどね。あぎゃあ。死の。

 

という、町田康的ええ加減にせんと気い狂て死ぬ状態になってしまったので、まあ部屋でひと暴れした後、昨日は風呂にも入らず寝たんですけど。

 

で、明けて今日。

なんかこんな・・・・・・ものが・・・・・・

 


 

日本コロムビアのマスコット「コロちゃん」がジャケを飾り・・・・・・?

収録曲のタイトル発表・・・・・・

 

わるいやつら」、「ギムレットには早すぎる」、「あの人はもう来ない」あたりの文化の薫り漂う曲名(青さん曲か・・・?)に、そこはかとないキリンジ感(※殊に兄感)を感じつつ・・・・・・「脳核テロル」、「颯爽たる未来圏」あたりは近年の椎名林檎女史感も・・・・・・

 

く・・・・・・「紅麗死異愛羅武勇」????(困惑)

「バンバンバン」・・・・・・は石井さんか・・・・・・、などとブツブツ独り言つ。

 

流石のイカレポンチ感にブッ飛ばされた不肖ワタクシ、顔を洗ってチケット確保の為動き出す。

cali≠gariでの落選経験が殆ど無くぬるま湯に浸ってのびきった不肖ワタクシは、圧倒的コネクションなしの悪あがきでチケットにありつけるのか?! 震えて待て!!

 

つーか公式二次抽選してくださいマジでーーーー!!!!(祈祷)

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

【次回予告】

友人からの誘いにより、まさか自分が行くはずはないと思っていたあのピンク色の軍事国家に丸腰で乗り込んだ俺たちが見たものは・・・・・・?!

 

ネクストコナンズヒーント! ゆかり王国

 

時は2015年 陽炎も買える街

お久しぶりです、不肖ワタクシです。

 

今日で1月が終わる訳ですが、まずはお正月をやります。

ものごとには順序というものがある。年が明けたら、まずは正月。話はそれから!

 

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フリーターなんつう気楽な稼業に就いといて恐縮ではありますが、いちおう社会人の身。正月は三が日で切り上げることを余儀なくされ、4日には東京に戻って参りました。

水と空のうつくしさだけは地元に勝るものはないと思っておりますが、冷凍都市TOKYOも正月だけは青く晴れて澄み渡った空に空気がきんきんと冷えて、本当に綺麗です。久方ぶりに雪の積もってない地面を踏みしめ、人のまばらな西新宿で私は小躍りしましたよ。

いい齢してせしめたお年玉を握りしめ、ビックカメラで最新型のドライヤーを購いました。

 

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雪深い奥地に在る実家では、私が帰省するやいなや新調したボイラーがぶっ壊れ断水という非常にロックな惨事に見舞われ、このクソ寒いのに嘘だと言ってよ、バーニィ(憤怒)と思いながらも車を飛ばして祖母の家までお風呂をもらいにゆくという苦汁を嘗めました。

 

しかしながらそれ以外はおおむね安楽に、ここぞとばかりに上げ膳据え膳生活を満喫し、嗚呼極楽ヽ、世は太平なりといった感じで、もとよりダメ人間である私は無論、加速度的に堕落しました。

 

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我が家には「大人になった女性は干支の刺繍が入ったハンカチを賜る」という謎の風習があり、どうやら私も今年から貰うことになった模様。

今年はイヴ・サンローランの限定ハンカチらしいです。ひつじちゃんの置物にはおみくじが入っていました。(中吉とかだったような)

 

そんな感じでイイ具合にゆるゆるに緩み切った脳みそで、温泉に行くという家族と叔母にほいほいついて行ったところ、「今後二度と会わなくてもいいと思っている知り合い」ランキング・堂々のBEST3に入るところの親戚一家とあろうことか10年ぶりくらいに鉢合わせし、年明け早々に精神が死ぬレベルの大事故が起こりましたが、フリーター生活で培った「オートマティック心にもない社交辞令」で切り抜けましたよ!! 

 

もうね、我ながらすごいと思った。

たった半年間の労働だけど、社会経験ってこういうところで役に立つんだなって。生まれながらの精神の脆弱性をこんなにもカバーできる労働って尊いなって。

そしてなによりも、自身の圧倒的な引きの強さを呪ったよね。

 

で、初詣ではいつも通り、神様も引くいきおいでガチの願い事を祈り倒してきたわけですが、まあ、やっぱり年明け一発目に引くおみくじが一番、その年の命運左右するんじゃないかなって思いますよね?

 

で、引きました。これです。

 

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・・・・・・うん、わかった。

オーケー、運勢とかはひとまずね、置いとこっか?

 

よりにもよって「サボテン」。そして花言葉「皮肉」

 

そして以下、私が皮肉屋である事を前提として展開される占いの内容。

 

こんな「花みくじ」なんつう乙女な占いで、まさか新年一発目に神様からケンカ売られるとは予想だにしなかったよね。

つまりはハリネズミ女ってワケだけど、つよい子になるって誓いました。

 

今年もこんなしょっぱいフリーター・不肖ワタクシと当ブログを、どうぞよろしくご贔屓にお願い申し上げます!

 

ジェッターマルスも飛び立つ2015年 by.「ヱキセントリック少年少女」tenom

青春を歩く 狂騒の日々はいつまでかーーー?

 

もう大晦日ですので、歳末蔵出しとして、アップされる筈だった記事を放出します。

・・・・・・エート。10月のアタマに、マルイアネックスで行われた『第7期終了展』の企画として、握手会ってあったの、覚えてますか・・・・・・?

 

アレです! アレのレポートです!!

その日に必死で備忘録とってたのに、アップするのすっかりぽんと忘れてここまで来てしまいました!! 今更感が矢の如しではありますが、不肖ワタクシのトンマ極まりない受け答えはともかくとして、おもに村井研次郎氏と桜井青氏の発言をお楽しみくだされば幸い至極です・・・・・・☨(※記録は当日とったので、会話内容はわりと正確な筈です・・・・・・☨)

 

◆実録!! カリガリ握手会レポート~コミュ障文系喪女がちゃんと握手できるカナ?! 編~

 

case:1 村井研次郎 

 

◆はじめは研次郎さんでした・・・・・・。印象に残っているのは青いサングラス特に背が高いと感じなかったのは、目線が合うように終始かがんでくれたからです!!(圧倒的イケメン力)

 

私「こッ、こんにちは!」

研次郎さん「お、こんにちは~(^^)」

(多分、ふつうにシェイクハンドなカジュアル握手。どのタイミングで離したかおぼえてない)

私「昨日(※トコママン)、行きました! お疲れさまでした!! あのっ、私、新潟出身なので、昨日ちょっと長岡の話が出た*1の嬉しかったです!!」

研次郎さん「あっ、そうなの? 長岡の子?」

私「アッ、いえ! 違うんですけど、あの、長岡は中越地方ですけど私は・・・・・・(※他県の人にはまず伝わらない表現で実家のある地域を説明しだす)」

研次郎さん「ああ、そうなんだ? 何市?」

私「えっ、はい!!(※「テンパってよく聞こえないままとりあえず肯定」という哀しいほど日本人な反応)」

研次郎さん「何市? 何市に住んでるの?」(※「ん?」という感じでもう一回聞いてくれる;;)」

私「・・・・・・ああ!! すみません、あの・・・・・・多分知らないかと・・・・・・、××市っていう・・・・・・」

研次郎さん「あ~! ××市ね! わかるよ、知ってる!」

「えっ・・・・・・? 本当に・・・・・・?(地理キングやべえ)」

(注:新潟市からも大分遠いド田舎DEATH)

私「あのっ、地元の友達にもcali≠gari好きな子いるので!! 機会があれば是非、また新潟にも来てください!!」

研次郎さん「うん、行く行く!(※即答)」(※多分来ないだろうけど、こう言ってくれたのがうれしかった・・・笑)

~この辺ではがし~

私「これからも応援します!!」

研次郎さん「うん、ありがとう!(^^)」

 

ああ~~!! ボーイ・ジョージ(みたいで超イケてました!! って)言わなかったぁぁぁ!!(大後悔)

 

 

case:2 桜井青

 

ついに来た私の神様。

緊張と興奮と具合の悪さが臨界点突破。青様スッピン。顔がおそろしくちいさい。

 

私「こんにちは!!」

青さん「はーい! こんにちは~(^^)」

(※私の両手の甲を青さんのあったかい両手が包み込む)

私「はあぁぁぁぁぁあ~~~~~↑↑?!青さああああん!!;;」(※完全に感極まったキモオタの反応)

悲報①:不肖ワタクシ、感動を堪え切れず俯いてしまい、あわてて顔を上げた瞬間、事前に入念に塗りなおしたグロスに毛先がべったり張りつく

青さん「はーい!(^^)」

悲報②:唇に髪の毛がガッツリ貼り付いたままだが、青さんが手を離さず握ったままでいてくれていて直せないので、やむなくそのまま喋りだすことに。

以下、唇に毛が貼りついたまま進行 ↓

私「アッ、あの!! 私、中学生のころ楠本まき先生の漫画で青さんのこと知って!! それからずっと青さんのことが好きで・・・・・・!!」

青さん「そこから!?ww」

私「はい!!(泣)」

青さん「え~そうなの? ・・・・・・いま、僕もう楠本まきさんの絵じゃなくなっちゃって、ごめんなさいねぇ( ´・◡・`)

私「いえいえいえいえ!!(必死) 今もっ、・・・今の青さんが大好きです!!><」

青さん「そうお~? ありがとうございます♪」

私「これからもずっとcali≠gari追っかけます!! よろしくお願いします!!」

~このへんで退場の合図~

青さん「は~い、ありがと♪ またね~(^^)」

私「はい!! ありがとうございましたァーッ!!」

 

足早に逃げるようにその場を去る私の背中に「気を付けて帰ってね~!」という青さんの声が飛んでくる・・・・・・。


・・・・・・オイオイ、天使か!! 天使なのか!!!

 

振り返ったら青さん、ついたてパネルの後ろから見切れながら、最後まで手を振ってくれていました;; 本当に神;; 神対応;;

 

 

(終了後の感想)

私、わりとガチで自律神経失調症なので、普段は手の平乾いてるんだけど、緊張したり意識し出すと、途端に超手汗かいて手の平が湿っぽくなっちゃうんですよ・・・・・・

 

だから握手って基本的にニガテで、メンバーに嫌な思いさせたくない一心で必死に除菌ペーパーで手の平拭いて、直前までタオルハンカチ握りしめてたんですけど・・・・・・

 

青さんの握手は手の甲を包み込んでくれる握手だったので、安心してすごくあったかい気持ちになれました・・・・・・

 

青さんの手、あったかくてふかふかだった!! ああ^〜(昇天)

 

青さんは、楠本まき作画じゃなくなったことを謝ってらっしゃいましたが、とんでもございません陛下ァーー!! といった心境です・・・!! 

というかワタクシ、青さんがいまも「青サマ」のままだったら気圧されてガチで何もしゃべれなかったと思うのでほんと、クライマックス♡エロチカの青さんじゃなくてよかったァァ!! って、心の底から思ったよ!笑

 

 余談ですが、はじめての握手会にあたってビビりすぎて、必死に某巨大アイドル組織の握手会レポをググって参考にしようとしたんですが、とりあえずcali≠gariメンバーに関してはまったく参考にならなかったということを報告しておきます。

 

まず、一人にかける時間が違いすぎ。

 

アイドルって、こんな見ず知らずの人間とかわす一瞬の会話で「神」とか「塩」とか判定されてんのか・・・・・・熾烈な世界だな・・・・・・とか思ってましたけど、上記のとおり結構な分量の会話がカリガリさんとは成立しますので、ある程度伝えたいことを用意しておかないとただただ「好き好き大好き超愛してる!!」と繰り返すほかなく、割と詰みます。

 

この反省を活かして、次回(あるのか?)に臨みたい所存であります。

 

 

さて、カリガリ

今年はまったくもって、激動の1年でした。

 

 私は、彼らがまだ活休中にファンになったのですが、ほんとうにこのバンドが復活するなんて夢にも思ってなかったんです。


過去のライヴ映像を動画サイトで漁ったり、フールズメイトのバックナンバー買いに行ったり、すくないお小遣いで一枚一枚アルバム集めて、親友にも聴かせて布教したりしながら、このバンドは大切に聴いて行こうと思っていました。


だから、あのカウントダウンが突如公式ページで始まった時の感じや、みんなでザワザワして毎日お祭り騒ぎだったこととか、ついに発表の日、固唾を飲んで真っ暗な部屋でパソコン開いて、公式に行ってF5ボタン連打したこと、昨日のことのように覚えています。


あの復活の日、一瞬『解散』の文字が見えて涙がでそうになって、でも「ウソよ。再開します!!」となったとき、血管ちぎれそうになるくらい嬉しかった。


復活一発目のライヴは流石に落選して行けなかったけど、今は無き渋谷AXでやった2回目のライヴには、夜行バスに飛び乗って行った。
夜行に乗って一人で東京に行くのも、ロックバンドのライヴを見るのもはじめてだった。死ぬほどワクワクして、ぜんぜん疲れなかった。

17歳の夏でした。

 

もう本当に、この記憶こそが私の青春そのものです。

 ありがとう、7期。ありがとう、まっこ。

 

そしてこれからも、ずっと末永く青春をよろしく、カリガリ

 

*1:「雪道用のタイヤのチェーンを巻けるのがまっこだけだった」というMC中のエピソード

ふるえているのは寒さのせいだろ 恐いんじゃないネ

 

先日実家に帰ってきまして、雪にまみれております。

 

さきほど、あんまり寒すぎて腹が立ったのであっためたアップルパイを夕飯前にふた切れも食べてしまいましたが、食べ終わったところで母に「それ、林檎じゃなくて白桃のパイだから」と聞かされ、とても微妙な心境に陥りました。(・・・おいしかったんですけどもね、どうりで実がしゃきしゃきしないわけだ!)

 

雪国に生まれついたというのに、いまだに生地に大雪が降りたもうことについて承服しかねる不肖ワタクシです。

 

雪とか、冬に実家帰ればあたりまえのよーに毎年降ってるけどぜんぜん毎年「ふざけるな責任者を出せ!!」と心底思っています。

 

寒すぎて頭痛いし曇りすぎて空見えないし書斎のストーブ壊れとるしそれどころか最近突貫工事で新調したというボイラーまでおかしくなり水が出ずお風呂に入れないというこの始末よ。ほんとどういうことだよ地獄かーーーたすけてくれーーー(腹を出して大の字)

 

クリスマスとかもあったように思いますが、連日女友達と過ごしていました。

 

23日は親友氏(大学四年)と銀座にて「天才スピヴェット」というアメリのジャン=ピエール・ジュネ監督最新作の天才洋ショタ映画を観た後、下北沢にゆき鳥貴族でやきとりを思うさま喰らい、昨今の邦楽についてじつに忌憚なく語らいました。

で、24日はゼミ同期の友人(派遣社員)と、歌舞伎町でクダをまくギャルたちに挟まれつつ、明日仕事だからとパインジュースとクランベリージュースでお互いの将来の見えなさを沈鬱な表情で嘆き合い、「来年は少しはまっとうな人間になろうな!」と固く誓い合って別れました。

25日はもはやクリスマスなど何処吹く風でいつもどーりに古本を売りさばいた帰りに、私のことをジッと見て嬉しそうに立ち小便をする老人をこちらも微笑みでもって受け流し、立ち寄ったスーパーで購入した缶チューハイとピザをかっ喰らいつつ、「ももクロchan」の録画観てたらそのまま寝ちまいました。

 

おわかりでしょうが、このように世間も自分も狂っている場合、怖いものなど何もない。ただ踊ればよい。

 

 それはさておき、漫画を買いました。

 

23日には、ヴィレヴァン下北沢店でpanpanyaの漫画を買う」という血中サブカル濃度が致死レベルな行いをして震えがキましたね。久しぶりにサブカルクソ女の面目躍如といった感じで、なんつーか実際ちょっぴりぷるぷる震撼しながらこの「足摺り水族館」を手始めに読んでみたところ

 

足摺り水族館

足摺り水族館

 

 

予想だにしなかった既視感・・・じゃないな、謎の親近感がわき出てきて、びっくりしました。私がしばしばみる言語化が難しい夢が忠実に視覚化されているのだがこれは・・・・・・という感じの、もやっと腑に落ちる感覚。曖昧模糊としたデジャビュ、もしくはジャメビュでもあるような・・・・・・? うまいこと云えないが・・・・・・。

細密に描かれた背景に、主人公は殆どみんな同じおかっぱの少女。背景とはうらはらな少女のゆるーいタッチ(とすっとぼけた口調)はやくしまるえつこさんの画風とよく似ているけれど、近年みられるこういう系ってなんて呼称するのかな。 

 と思って理論を流しながら読んだら、案外ミスマッチだったのが印象的だった。ヘンなためらいが薄らいだので、「蟹に誘われて」も次回読もう。

(そっちを先に読んでもよかったのだが、この本のビニカバ装丁のスマートさに惹かれた)

 

25日にはこれ。

 

赤白つるばみ 上 (愛蔵版コミックス)

赤白つるばみ 上 (愛蔵版コミックス)

 

 

情弱なので出版されないのではないかと思っていたが、ちゃんとされて一安心。楠本先生からのクリスマスプレゼントという趣向でしょうかね。

 

久しぶりに先生のtwitterをチェックしたら、相変わらず装丁・デザインに対する常軌を逸したこだわりぶりがご健在で、やはり一安心。上のpanpanya氏もそうですが、装丁を自分で手掛けるアーティストはたいへん好みです。世界観の統制がちゃんととれている気がします。

「17年振り待望の長編単行本!」という帯文に軽く目眩を覚えるが、再び楠本まき漫画を読めるこの喜びよ。

 

kissxxxxの系譜かはさておき、変わらずの唯美主義的かつコミカルな日々に、年月を経た浮世の倦怠感が注入された感じ。かくも生活感の希薄な作風なのに、愛らしい幼児と愛すべき老人を描くのが本当に巧みだなァとしみじみと感嘆してしまう。

マイノリティーのふるまいがのびやかに描かれているのもよい。「みんなちがってみんないい」が体現されている感じ。

上下巻の刊行予定なのだろうか? ・・・・・・連載は順調なのか、あるいは番外編が雑誌に掲載されたというから、もう終わっているのか?? 下巻は最早、何年でも待ちます、先生! という、飼いならされたファンの心境です。

 

・・・・・・なんか非常に動作の調子が悪いので本日はここまで!