ヱキセントリック少年少女

はにかみ屋のシティガール

少年愛の美學

最近気付いた事ですが普通にショタコンです。


以前駅で、物凄い美少年を目にした。
学生帽に半ズボンにハイソックスにローファーという
昭和レトロな、非常にけしからん制服姿。
真っ白な肌、赤くて薄い唇。
折れそうに細い足を組んで壁に寄りかかり、
凛とした横顔で公衆電話をかけているその姿に何というかもう


魂持ってかれました。
何ぞこれ。何ぞこれ。
こんな生き物居ていいの。
ごめんなんていうかえーとつまりおねえちゃんとあそばない本当に気持ち悪いですどうもありがとう御座いました。


いやなんにもしてないですよ本当に
ただガン見しましただって見るよね天使がすぐ其処にいたら見るよね?


そんなふうにして死ぬ気で思いとどまった(誘拐、ダメゼッタイ)私でしたが、今日おそらく同じ少年を文具店にて見かけました(withうたちゃん)。
同じ制服姿。
見かけた途端、おもわず、
「うつっ・・・」(←『美しい』)
凄い勢いで黙ってうたちゃん呼ぶ私。


「やーばーいーーー!!!(小声)」(←もうすぐ成人女子2人)


本当にうつくしかった。
カリカリに細い。横顔の整い方が尋常じゃない。
しかも熱心に選んでるのはジャポニカ学習帳の「かんじれんしゅう」ときた。(そうとも、美少年は書き取りに大学ノートなど決して使ってはならない)
挙動不審な女どもの横をすっと通り抜けていくその子は、頭がひどく小さく、長い睫がけぶっていた。
軽快に階段を駆け上っていくきっちりと整えられた襟足のうなじが美しい。


嗚呼、少年よ。君はうつくしい。
どうかおじさんにもおばさんにもおにーさんにもおねーさんにも
攫われること無く、凛々しく生きていってください。
数年後、君がもし頭を藁のような色に染め襟足を謎に伸ばしあたかもパイナップルの如く天高く盛り上げ、腰から用途不明のチェーンを垂らしがに股で町を闊歩し同じような連中と群れサイゼリヤで爆笑するような男子に成長したら、お姉さんは泣いちまいます。

少年よ、どうか健やかなれ!



しかし、こんなお行儀良さそうな子が
メンソール煙草なんぞを慣れた手つきで吹かしていたなら、
そして理科と数学を愛していたなら、
本当にもう萌えるどころの騒ぎじゃないよね。


長野まゆみ脳乙!!


少年アリス (河出文庫)

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