ヱキセントリック少年少女

はにかみ屋のシティガール

This is elementary, Dr. Watson!


先日BSプレミアムで3夜連続放映されていた英ドラマの
「SHERLOCK(シャーロック)」を父が録画しておいてくれたので二話分みたのだが、これ凄く面白い!!

名探偵シャーロック・ホームズが21世紀のロンドンに生きていたら・・・?という設定の話なのだけど、スピーディでスタイリッシュ、それでいて原作を巧みに活かしたストーリー展開がすばらしい。脚本凄いなー!


いや、スマフォ使うホームズとかチート過ぎるだろって思ったけど、相手の身体的特徴や挙動から何もかも見抜く観察眼の鋭さと、ズバズバした高圧的な物言いはホームズそのもので、描写は軽やかに今風だけど原作の雰囲気を損なっておらず、シャーロキアンたちからの評判がよかったというのも納得。


そしてこれは、絶対に女性が観ておもしろいドラマだ。なぜならそこかしこに、ほんのりとした萌えトラップが仕掛けられているから。*1
出会って即刻同居を始めた二人に対して、周囲が思いっきりゲイカップル扱いするのが、現代の世相をあらわしていて面白い(笑)それにいちいち「恋人じゃない!」と反論するワトソン君と平然と受け流すホームズ(笑)
ホームズ役の俳優さんはひょろっと長身白皙、眼が薄い綺麗なブルーグレーで素敵。「アフガン帰りでPTSDを抱えた軍医」という設定のワトソン君は、出てくる男の人たち大半よりひと回りちんまりしてて萌えです。


(個人的にツボったポイント)※ネタばれ↓↓↓


■現代風に「シャーロック」「ジョン」とお互いをファーストネームで呼び合う二人

嫌煙の風潮が高い現代に生きるホームズは、腕にべたべたとニコチンパッチを貼って凌いでいる

■警察からは完全に「犯罪好きの変質者」だと思われており、「僕は変質者じゃない、高機能社会不適合者だ!」と主張するホームズ

■戦場で負った心の傷を抱えて足を引きずっていたのに、ホームズと出会った途端杖忘れて猛ダッシュしちゃうワトソン君

■「デートっていうのは好き合ってる二人がでかけることだ」とワトソン君に言われて、「それなら僕と出掛けても同じことだ」とか言っちゃうホームズ(※2話の萌えポイント)



あと私はホームズのお兄さまのマイクロフトが好きなので、一話で登場してくれて嬉しかったです(^^)しかし二人とも頭の回転よすぎて、完全なる変態兄弟だな(笑)


あと一話で見終わっちゃうのが勿体無いです。本国で続編が作られるみたいだけど、また日本で放映してくれるかどうかは微妙だな〜…反響は大きかったみたいなので、今後に期待したい!


「SHERLOCK」公式サイト

*1:こういう関係性はブロマンス<Bromance(Brothers + Romance)>というらしい。簡単に言うと、「ゲイではない男性同士の友愛」。公式設定だそうだ!