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ヱキセントリック少年少女

はにかみ屋のシティガール

或る冴えないおんなの一考

今回は、ある一部の層からしか共感を得ることが出来ないであろうニッチなことを書きます。よって、

お一人様(女) −(マイナス検索)モテ−愛され−充実

という条件でお送りします。この話題で、あえて誰も幸せにならず長い割に得るものは何も無いことを受けあおう。


高校二年生の頃だったか。
父に「おまえってレ●なの?(※波紋を呼ぶ表現なので伏字)」と真顔で問われたことがある。
その問いに私は、にやにやと曖昧に微笑みながらへどもどした。

確かに私は基本的に女性の姿かたちが好きであり、脚線美およびハイヒール・フェチのケがあり、街を行く可愛い女子を性的な眼で見てしまったりもするが、それが同性愛傾向にあるかどうかはひとまず置いておいて、それ以前に三次元に生きる男性が苦手である。小中高と共学だったにも拘らず、そもそも「男性」とは絶望的に縁がなかった。(C)森見登美彦

クラスの男子と異性混合グループ(笑)を築くことはおろか、「男?居たっけ?」という次元で縁がなかった。高校三年間において、体育祭、文化祭などの大型行事を除いて男子と会話した回数は片手に足るだろう。当然ろくすっぽ交際などしていない。唯一、Kきよ君という英語塾の男友達はいたが、彼の生態を知るにつけ純然たる異性としてのカウントは不可能である。彼は私の人生における一箇のマスコットと言うことが出来る。(※『ど根性ガエル』のピョン吉みたいな感じ)

そんな具合で大学へと進学した後は、サークルなどで異性の同輩、先輩ができたが、いつも女の子と固まってばかりで、飲み会における「彼氏いる?(直球)」及び「彼氏欲しいよね〜(強制同意)」攻勢に辟易し、『コイバナ』という遠い異国の伝説並に実感の沸かないエピソード・トークに機械的に相槌をうつことに徹していた。(※経験上、耳さえ傾けていれば自ら語らずとも場は和む)それから私はみるみるうちに体調を崩し約一年間、大学の表舞台から姿を消した。
その間に何があったか。

異性と会話すること能わなくなったのである。

先日の新年会では、無論女子も含む大人数に加えて酒席ということもあり気にはならなかったが、本日、同輩の男子3名のみを残した部室に用があって入室することがありそれが判明した。

それは場面緘黙症に近く、眼は泳ぎ手には冷や汗が溢れホウレイ線は引き攣れ、脳は普段の1/3ほどしか稼動しなくなる(※話を盛ってなどいない)。
そんな状態なので当然ホットな話題への敏捷なツッコミなどかなわず、「今、度胸さえあればこいつらの3倍はオモシロイ事言えるのに畜生!」とか思って胸中もやもやしながら黙りこくってしまう。

思えばこうなってしまうより昔から異性と腹を割って話したことなど無く、しかし口先だけで愛想良く振舞うのは上手に出来ていたようで、たまたま趣味(※バンドなど)があった人から
「また今度ゆっくりゴハンでもしながら喋ろうね^^」などと言われメールでは「楽しかったです。また是非遊んでください!」とか返しつつも内心「うええええええ!?・・・また・・・だと・・・?」などと戦々恐々としていたように思う。やがて相手も私が異様に及び腰(※文面とは裏腹に)なのに気がつき、徐々に引いていくというパターンを辿ることになる。

そんな私にとって『男』という存在はいつも観念的なオブジェにすぎず、創作においても、皆がこぞってゼミ誌に胸キュン☆で甘酸っぱい等身大ボーイ・ミーツ・ガールな作品を寄せる中、私だけ80年代小説JUNEを髣髴とさせる幻想フィルター100%なBOY♂NEXT♂DOORものを書いてドン浮きすることになった。あれを教授が読み、皆が講評したかと思うと軽く死にたい。梅雨の私はどうかしていた。


ここまででなにが言いたかったのかというと、大学入っていきなりキョロ充になっても天辺は見えてるからいっそのことソロ充を楽しんだ方がいいよねということです。
なんか、もう、いいかな一人でも。最近彼氏できて「tenomちゃんは気になる人いないのぉ?やっぱさみしくないー?」とかドヤ顔してくる友人とかいるけど、いいじゃんね、独りでも。


だから私の親戚一同も、大学生だったら彼氏の一人や二人オートで出来るでしょ?みたいな顔して聞いてくるのはやめてください。できないから。本当に。そんな合コンとかやらないから(※すくなくとも私の周りでは皆無。都市伝説だと思っている)。

まあしかし将来の結婚相手候補として、『バナナブレッドのプディング』の御茶屋峠さん(※メンヘラに理解ある長髪男子)か『抱擁、あるいはライスには塩を』の桐おじちゃま(※デヴィッド・ボウイグラムロック男子)か川本真琴さん(※天才美少女シンガー)ならいつでもカモーン!!というかむしろ土下座してお願いするレベルであります。すまん、人選が本気すぎた。


バナナブレッドのプディング (白泉社文庫)

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抱擁、あるいはライスには塩を

抱擁、あるいはライスには塩を

川本真琴

川本真琴