地下室アントンの一夜
体ダルくて逆に眠くないね、といった感じです。
最近のところ、まるで無頼な暮らしぶりをしていて、夕方に目覚め、喫茶店で昼飯のような夕飯のような食事をとりながら本を読み、図書館で閉館まで本を読み、帰って風呂に浸かりながらまた読んだ後、おもむろに筆を取り何か書き付けること夜明けまで、すっかり日が昇ったのを見届けてから眠るという生活。眠剤が無いと眠れん不摂生が祟っただらしねぇ身体に成り果てたとは言え、この体たらく。早すぎる春休みに溺れる腐れ大学生、ぶくぶくと地下で息を吐く日々です。
中学から高校のときのことを思い出しつつ、当時の日記のようなノートへの書き散らしをまとめつつ、書き物をしている。小説というのは読むのはいいが、書くとなると途端に難しい。たとえ己の半径一メートルな狭隘な世界観でさえ気儘な日記とは勝手が違い、文章の稚拙さと語彙の無さに四苦八苦する。
別に書くに当たって目標はないけれども、どっちみちゼミの卒業制作(これをもって卒論とする)に着手しなければならなくなるので、それの下敷きにならないか、という心積もりがある。今頑張ってなにか土台を作っておけば後できっと楽になる。いざ書こうという時になってテーマがなにも思い浮かばなかった、という先輩の苦労話を聞いた。
本は積ん読を快調に読み進めているが、また新たに購うので結局プラマイゼロというか冊数に変化なし。
連日のサ店通いで金欠であるが、茶をしばきながらの読書は麻薬の如く断ちがたい。南無。
中高時代が懐かしくなり尾崎翠を読み直した。苔の恋愛。理系乙女小説。昭和初期の作品群だがとてもお洒落である。
- 作者: 尾崎翠,中野翠
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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なにかムツカシイ本を読んだ後は森見さんの本を読んで頭をほぐすとよい。阿呆阿呆愉しい。
- 作者: 森見登美彦
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