ヱキセントリック少年少女

はにかみ屋のシティガール

死せる青春-caliversary in YAON"2003-2013"-


行って参りました。野音です、二年振り。

セットリスト(拾い物)↓

【SET LIST】
その行方、徒に想う…

ギャラクシー
マス現象
コックアドゥードゥル
ウォーキング!ランニング!ジャンピング!フライング!
ミッドナイト!ミッドナイト!ミッドナイト!
フラフラスキップ
マッキーナ
さよなら、スターダスト
暗中浪漫
吐イテ棄テロ
トレーションデモンス
青春狂騒曲

<AVコーナー(※サックス加入)>
東京、40時29分59秒
続、冷たい雨
冷たい雨
オーバーナイトハイキング
ゼリー
東京ロゼヲモンド倶楽部

<アンコール>
ギロチン
失禁
187
クソバカゴミゲロ
37564。
サイレン


黒い服ばかりの日比谷野外音楽堂
「黒服限定」がドレスコードということなので、当然のように皆さん真黒なのですが・・・もうなんていうか葬列。これまで行ったライヴで一番V系っぽい光景・・・、いや只の葬式。

本来は台風がブチ当たる予定だったこの土曜日ですが、そこは晴れオカマ面目躍如というか、日が暮れるまで快晴。
おかげで落ち着いて、真黒な皆さんを観賞しながら開場まで並ぶ事が出来ました(出遅れたけれど)。


二年前と同じくCブロックでしたがめずらしくも上手。野音は見晴らしがいいので、さほどステージまでの距離も感じず。白い幕に大書された【死せる青春】の文字が立派でした。(始まると巧い具合に天井に収納されました)


さて本編!
セトリを見るとわかるように、非常にストイックな構成であったように思います。毎回定番のエロトピアもリハでは聞こえていたようですが、本編からは排されていました。
10年目の野音、ということで、2003年当時のライヴのセトリと被せてくるのかな、と大方予想していたのですが、そんなもんは華麗に裏切り、思い出に流される事無くキッチリと「今のcali≠gari」を打ち出してくるあたり、流石だなぁというか、ああ、【死せる青春】なのか・・・と独り言ちたり。
その行方〜から始まったところも、とてもいいなぁ。


しかし、10年前の6月22日に来ていた人は、青春狂騒曲を聴いてきっと感慨深かっただろうなぁ、とジーンとくるものがあった。10年前って言ったら、私は当時まだ小学生なのでcali≠gariのことを知りようも無いのですが、10年前にもcali≠gariはここ野音で同じ曲を演奏していたわけであります。

で、10年前の野音の映像(「休」)観ると、青春〜とかもうヘッタクソなんですよ。1日でありえない曲数演奏してて、声もよく出ていない。でも若さがあって輝いている一瞬がある。

そうしていまアラフォーのおじさん達になった彼らを見ると、cali≠gariは10年を経て進化、というか「深化」したんだな、と強烈に感じました。10年前よりも巧みになって分厚くなって同じ場所に立ってるなんて、ちょっと恰好よすぎではないか。

懐疑的になった時もありましたが、cali≠gari再結成して本当大正解だったな、と今なら言えます。彼らはカッコいい、本当に!


タイトなセトリだったのでお楽しみの石井さんのMCは少なかった(この辺の消化不良感が次に繋がる気がします)のが残念でしたが、青さんの「だいたいメンバー全員がもうすぐ四十なんで、これからはアダルトヴィジュアル系、略してAVでいきます」とのナイス宣言通り、青さんが前に出てきてサックスが加わったジャジーなAVコーナーが設けられ、これは皆着席して身体をゆらして、とてもムードがあってよかった。


そしてそのムーディーな空気をかき消すように、アンコールで出てきた彼らは、新録のセルフカヴァーを6曲畳み掛け、サイレン鳴らして去っていきました。
2回目のアンコを待つ客の余韻などは、アナウンスでぶった切るこのストイックさ。う〜む、と唸ってしまう心憎さである。


ああ、メンバーのイカした黒服とか、ケンジロウさんの煽りとか、面白かったけどうろ覚え!

ただ、フラフラスキップの「♪レイニー 雨にも負けず〜」の時にまさに雨が降り始め、「♪冷たい雨の後で〜」のところで止んだというのはおぼえている!!梅雨の神様のタイミング完璧だ!とふるえました。そんなことってある!?


思い残しは、ゼリーでいつも通り踊りまくっていたアントワネットの暗黒舞踏といった出で立ちの石井さんが、雨で滑って(?)華麗に転倒し、その後何事も無かったかのようにすっくと立って唄い続けた、というハイライトを見逃したことです。くやしいよぉ!(;;)


新録音源については、ニューアレンジもさることながら、まったく期待してなかった「クソバカゴミゲロ」が良曲という事実についてだな・・・。あたまの中で「楽しくやろうよぉ。あそびたあぁぁぁぁぁ〜〜〜い」と実にかったるくリフレイン(゚∀゚ )イイ!ヴィジュアルは・・・もうなんかドイツのニューウェーブ感が加速度的に増し増してますねみなさん・・・おもに金髪×黒メイクが・・・・。洗練されてくなぁ。


長々とレポート(になってない)を書きましたが、ライヴはそんな感じです。9月のツアー・・・、箱がおしなべて手狭ですが、一箇所くらい取れたらいいなァ・・・。池袋手刀・・・、男性限定ェ・・・。
ていうか、小耳に挟んだのですが名古屋で筋少VSすかんちとか・・・いきたい・・・行けない・・・(;;)


煩悩の種は尽きませぬなァ。


休 [DVD]

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