ヱキセントリック少年少女

はにかみ屋のシティガール

田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2015 Winter *Lantana in the Moonlight*@武道館 ~2015・02・15千秋楽~

――――そのライヴが武道館で行われたのは、2月。まだ寒さが厳しい冬の頃。

そして時は今、12月。死の季節――――まごうかたなき、年の瀬である。

 

とっくの昔にDVDさえも発売された10ヶ月前のライヴレポートをいまさら誰が所望するというのか・・・・・・

 

という疑念がムクムクと湧いてはいるのですが、「ものごとには順序がある」

という鉄の掟に則るよ! 

 

バイトでの筋肉疲労及び間をあけすぎたプレッシャーで腰の重さがハンパないですが、忌憚なくモリモリ行くんで付いてきてNE!(^o^)丿<いつも以上に暑苦しいYO!

 

 

 

魔法少女はホンマにおったんや・・・・・・・・・・・・

 

――――これが生身の田村ゆかりさんを見ての、23歳女(当時)の曇った心の底から湧き出た感情です。

 

 ゆかりんだったよ。

もうね、余すところなくゆかりんだった。

あの日、武道館は間違いなくゆかりんゆかりんによるゆかりんのための王国だった。

 

ゆかりのために世界はあるの。っつーか、姫が世界の法律です。っつーか・・・・・・

 

私なんてね、好奇心に唆されて友達にホイホイついてきただけの、ド新規というのもおこがましい不法入国者だってのに、始まって30分後には「ジーク・ゆかりん!! ジーク・ゆかりん!!」って心の中でこぶし振り上げてむせび泣いてたから。

 

「姫さま、宇宙を手にお入れください」っつって――――(※著しい世界観の混濁)

 

 

私と同行した友人は、武道館2days千秋楽・『ステージバック席』での参戦でした。客席がぐるッと一周ステージを取り囲んでおり、私たちの位置はちょうどステージを真横から見下ろす感じ。

 

『ステージバック』の字面のイメージから奥まった席なのかと思いきや(※圧倒的無知蒙昧)、意外と距離が近いことに興奮! 

こりゃあ、わりとけっこう肉眼でもちゃんとゆかりん見えるんちゃうん・・・・・・?! と期待が高まります。(モニターも見やすい位置にありました!)

 

で、開演してすぐ、おなじみの猫の着ぐるみちゃんたちとなんか悪の組織的な集団が出てきてワチャワチャとした茶番をはじめ、ニワカ丸出しな不肖ワタクシは「!?」となりつつも、周囲のだいぶ年季入った感のある王国民のお歴々が醸し出す和やか~~な見守りムードに「いい雰囲気だなァ~」と安心していますと・・・・・・

 

乙女戦士♡クルピヨン*1参上~~~~!!!!☆☆☆

 

・・・・・・何が始まったんです?(^v^;)

 

アッとこれはね、まあ雑に説明するとだな~~~?!!⤴⤴⤴(テンションの向上)

「桃子ちゃん」という普通の乙女なゆかりんが、ピンチの際には乙女戦士クルピヨンに変身し、みんなの平和を守るのだ! 的なね、恒例の寸劇ヒロインショーだそうなのだが・・・・・・

 

「大人の事情」を堂々と掲げたメタ演出による絶妙な失笑感はさることながら、不肖ワタクシは、生活感あふれる商店街的なところで「近所のお姉ちゃん」的役割で一般人(少年・おばあちゃん)と会話するゆかりんを見て、まずもって

 

こんなにも可愛い声が生身の人間から出ているという事実に驚嘆してしまいましたよ・・・・・・ (((((( ;゚Д゚))))) 

 

声優ってすっげえ・・・・・・!! という、「声のお仕事」を生業としているプロフェッショナルへの純粋な感動を覚えました。

 

この脳味噌を溶かすような鬼キャワユイ声が3次元の人間から出ている、だと・・・・・・なんという人体の不思議展・・・・・・

 

なんつうの? 発声?? 音圧?? その~~ド素人なんでまったく上手く言えないんですが、そういう声の響き?? 的なのが一般人とは明らかに違うんですよ・・・・・・。

 

どこまでもクリアで、声質に雑味とかブレが一切ない。

いい意味で物凄く現実世界から浮いていて、ゆかりんだけ本当にアニメの世界から抜け出してきたかのよう。二次元感満載のクルピヨンの衣装がホントによく似合っているし・・・・・・。

 

うわーうわーすっげえかわいいんですけど・・・・・・と未知の感動に打ち震えていると本編がスタート! こっからは所感なんで箇条書きで行きますーー!!

 

◆雑駁な感想

  • モニターに映るゆかりんの笑顔・手振りにニヤニヤしながら見入ってしまい、フリやコールが完全に遅れること数回 
  • もはやゆかりんに何を言われてもうれしい」という状態
  •  ゆかりんの些細な一挙一動をひとつたりとも見逃さず全てにレスする王国民、愛しかない
  • かと思いきやそんな王国民からの全力レスをガン無視してMCを進行していくゆかり姫(ありがとうございます)
  •  神楽坂ゆかタンの昭和みと妹み・・・・・・圧倒的ときメモ感・・・・・・
  • スタイルもいいしちゃんと踊ってくれるし笑顔だし圧倒的にかわいい
  • 当たり前だけどもの凄く歌がうまい
  • 徹頭徹尾カワユイんだけど格好いい曲はしっかりカッコよく決めて歌うゆかり姫
  • 「声がかわいい」→「スタイルが最高」→「挙動がかわいい」を経てなんかもうシンプルにゆかりんがかわいい!!!! が極まった頃合いにありったけの気持ちを込めて満を持して叫ぶ
  • \世界一かわいいよ!!!!/
  • 笑って崩れ落ちるゆかり姫(合掌する我々)

 

 なんというか、いわゆる『なんてったってアイドル』的なメタアイドルをどうにも好きになってしまいがちな不肖ワタクシの勝手な意見なんですけども、声優としてベテランのキャリアを持つゆかりんと較べるのはお門違いかもだけど、「ももクロのあーりん」や「ベリのももち」にも共通するアイドル・オブ・アイドルの風格がゆかりんにはあるな、と感じました。

 

『ピンク』を背負って『アイドル』という業を背負って、なお毅然と前を向く潔さ。プロ意識。そうしたしなやかな強さがあるからこそ、一般に女子からは反感を買いそうな『ザ・女の子』なキャラにもかかわらず、同性からの熱い支持をも得ているのではないかと。

 

そうなんですよ、王国にコソコソ入っていった不肖ワタクシがホッと安心できたのは、同じような年恰好の女子王国民たちが大勢とは言わずとも一定数たしかに存在したことでした。

 

 そしてゆかりんは流石、そんな同性ファンへの気配りを忘れない!

ゆかりんから客席への声掛けで

 

ゆかりん\男の子ー?/

王国民男子\ヴォオオオオオオオ!!!!/

ゆかりんうわぁ、ムッサい。ちょっと黙ってて。 女の子ー?^^」

王国民女子\はぁぁぁぁぁぁぁぁい♡♡♡♡/

ゆかりん「わぁ~~♡ 宮野くんのライブみた~いww  黄色い歓声っていいなぁ♡」 

 

 というMCがありまして、ゆかりんデレを頂戴し女子王国民は「女の子でよかった♡」って思った瞬間だったでしょうし、人気男性声優・宮野真守ファンの友人にはたいそうウケていましたし、私も普段通ってるⅤ系ライヴの3倍ほどの渾身の力をこめて黄色い声を披露しましたし、ゆかり姫がご満悦の様子でなによりでしたよね!!

 

 

こうして、アンコールまで我々を幸福な桃色の渦に巻き込んでくれた世界一かわいいゆかり姫ですが、最後の締めのMCでは・・・・・・ゆかりんの瞳にが・・・・・・

 

正直、もっとも強く心を揺さぶられた瞬間がここでした。

 

ゆかり王国の絶対君主「ゆかりん」として君臨し、圧倒的なカリスマ性で群衆を魅了しながらも、同時にどうしようもなく「弱くて傷つきやすいひとりの女の子」であるところが垣間見える。愛すべきところしかない。

 

「また絶対来るからね、ゆかりん。泣かないで」って全然クソにわかな不肖ワタクシが(涙ぐみながら)心に誓ったくらいですから、長年の王国民の方々からすれば、より一層の姫への忠誠を誓った特別な日になったのではないでしょうか。

 

本当に、すばらしかったです田村ゆかりさん。

世界中のどんな職種であっても、一流のプロフェッショナルの仕事はあまねく美しいということを、武道館を背に全身で感じた一夜でした。 

 

♡♡♡♡♡

 

最後に私のような初心者にむけてちょっとしたまとめを!

 

<参戦前に知りたかったこと>

①曲・コール・フリを完璧には把握せずに臨んでも大丈夫?

②新参女子2人だと浮いてしまわない?(古参男性ファンの迷惑にならない?)

サイリウム(またはペンライト)って必要?

④Tシャツ(物販のもの)って着たほうがいい?

 

◆参戦後の所感◆(※あくまで一個人の感想です)

 

①正直、いちばん心配だったのがここでした・・・・・・。なんか、トチッたら国外追放の憂き目に遭うんじゃ無いかって・・・・・・。

不肖ワタクシなぞはビビりにビビッて事前に友人と壮行会も兼ねたDVD鑑賞コール練習会(@パセラ)を開催したほどだったのですが(たのしかった)、行ってしまえば周囲のベテラン王国民の方々に必死でついていけばなんとかなりますし、早めに会場に着けば有志の方が配布していらっしゃるコール本*2を頂いたりもできます。ただ、曲を一通り覚えてから臨んだほうがより楽しめるのは間違いないです!(テンションダダあがり!)

 

②普段、男女比2:8くらいのⅤ系ライヴが主戦場の私からするとこれも結構不安だったのですが、私は女友達とふたりで参加し、お隣の席がこれまた同じ年恰好の女の子2人組でした。他、チラホラ男女カップルなども見受けられましたし、女性お一人で行っても特別所在無い思いをすることはなさそうな雰囲気でしたね。というか、みんな基本的に男女問わずピンクを纏っているし王国民は紳士たちなので問題ないです!!

ちなみに、お隣のおにゃのこ達は着席時「今日はよろしくお願いします♪」退席時「お疲れさまでした♪」と挨拶してくださり、バンギャ界隈ではちょっとありえないピースフルな文化に謎の感動を覚えました。(※オルスタで小さい箱のライヴだとまさにってかんじなので・・・・・・)

 

③私と友人はポキンと折って光らせるタイプの簡易サイリウム(ピンク)をドンキで入手していましたが、直前に神楽坂ゆかタン用の水色サイリウムもあったほうがよいのではという話になり100均で購入したのですが、これは個人的には大正解でした。これらに加えて、私たちのいた『ステージバック席』には『虹色バルーン』という曲中にそれぞれ割り当てられたサイリウムで七色の虹を作りましょう、というお触れが出ており、各色のサイリウムの配布がありました。(私たちのゾーンの担当色は赤でした)

 

サイリウムは途中で光が弱くなったりするかな~と心配で2本買ったりしましたが、結構持ちがよく帰宅してからもまだ光ってました(笑)

私のようにごく初心者で金欠気味の方はこれでも可かと思いますが、他のアイドルコンサート等にも行くよ~という方は定番のキンブレが一本あればなにかと便利に使えますし、勿論ゆかりん物販公式ペンラを購入するのも◎

 

④平素、「先行物販は間に合ったらでいいや」で出発し大体間に合ってない不肖ワタクシとは気合いの入り方が違う友人は物販列に並ぶため始発で出掛けましたが、その後のんびり起床しグーグルマップで王国民ガチ勢の物販列がとんでもないところまで伸びているのを目にしたワタクシが瞠目したのは言うまでもありません。ワタクシは友人にちゃっかり自分の分のTシャツを購入してもらいました^^;

Tシャツも勿論強制などではないですが、ハッピを着るほどでなくとも自分もピンクを身に纏うことで一体感を高められたのは嬉しかったですし、可愛いデザインのTシャツで女子ながら普段気遅れしてしまいがちなピンクをお祭り気分でハッピーに着られてよかったです(笑)

友人とは紫かピンクの2択でずっと悩んでましたが、最初はやはり王道のピンクで行くのがよいかもですね。

 

♡SET LIST♡ 

1.スパークリング☆トラベラー(封印) → 乙女戦士クルピヨンのテーマ
2.†メタウサ姫〜黒ゆかり王国ミサ〜†
3.惑星のランデブー
4.ラブリィ レクチャー
5.あのね Love me Do
6.Moonlight secret
7.月華
8.君へ
9.夢色ラビリンス
10.虹色バルーン
11.不可蝕な愛
12.こっちを向いて
13.まだ好きでいさせて
14.Doki Doki ☆ π パイン
15.教えて ヴィヴァルディ
16.1、2、の3シャイン
17.好きだって言えなくて
18.純愛レッスン
19.ラブラブベイビーハッピースター
20.この指とまれ
21.Fantastic future
22.エキセントリック・ラヴァー

EN1.バンビーノ・バンビーナ
EN2.fancy baby doll
EN3.Super Special Smiling Shy girl

 

 

キングブレード iLite ピンク

キングブレード iLite ピンク

 

 

 

*1:croupion(仏・名詞)尻

*2:かわいいイラストも付いたかなりしっかりした本を頂きました。たくさんの人が並んでいたのですぐわかると思います。配布してくださる方がとても親切だった