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ヱキセントリック少年少女

はにかみ屋のシティガール

ふるえているのは寒さのせいだろ 恐いんじゃないネ

 

先日実家に帰ってきまして、雪にまみれております。

 

さきほど、あんまり寒すぎて腹が立ったのであっためたアップルパイを夕飯前にふた切れも食べてしまいましたが、食べ終わったところで母に「それ、林檎じゃなくて白桃のパイだから」と聞かされ、とても微妙な心境に陥りました。(・・・おいしかったんですけどもね、どうりで実がしゃきしゃきしないわけだ!)

 

雪国に生まれついたというのに、いまだに生地に大雪が降りたもうことについて承服しかねる不肖ワタクシです。

 

雪とか、冬に実家帰ればあたりまえのよーに毎年降ってるけどぜんぜん毎年「ふざけるな責任者を出せ!!」と心底思っています。

 

寒すぎて頭痛いし曇りすぎて空見えないし書斎のストーブ壊れとるしそれどころか最近突貫工事で新調したというボイラーまでおかしくなり水が出ずお風呂に入れないというこの始末よ。ほんとどういうことだよ地獄かーーーたすけてくれーーー(腹を出して大の字)

 

クリスマスとかもあったように思いますが、連日女友達と過ごしていました。

 

23日は親友氏(大学四年)と銀座にて「天才スピヴェット」というアメリのジャン=ピエール・ジュネ監督最新作の天才洋ショタ映画を観た後、下北沢にゆき鳥貴族でやきとりを思うさま喰らい、昨今の邦楽についてじつに忌憚なく語らいました。

で、24日はゼミ同期の友人(派遣社員)と、歌舞伎町でクダをまくギャルたちに挟まれつつ、明日仕事だからとパインジュースとクランベリージュースでお互いの将来の見えなさを沈鬱な表情で嘆き合い、「来年は少しはまっとうな人間になろうな!」と固く誓い合って別れました。

25日はもはやクリスマスなど何処吹く風でいつもどーりに古本を売りさばいた帰りに、私のことをジッと見て嬉しそうに立ち小便をする老人をこちらも微笑みでもって受け流し、立ち寄ったスーパーで購入した缶チューハイとピザをかっ喰らいつつ、「ももクロchan」の録画観てたらそのまま寝ちまいました。

 

おわかりでしょうが、このように世間も自分も狂っている場合、怖いものなど何もない。ただ踊ればよい。

 

 それはさておき、漫画を買いました。

 

23日には、ヴィレヴァン下北沢店でpanpanyaの漫画を買う」という血中サブカル濃度が致死レベルな行いをして震えがキましたね。久しぶりにサブカルクソ女の面目躍如といった感じで、なんつーか実際ちょっぴりぷるぷる震撼しながらこの「足摺り水族館」を手始めに読んでみたところ

 

足摺り水族館

足摺り水族館

 

 

予想だにしなかった既視感・・・じゃないな、謎の親近感がわき出てきて、びっくりしました。私がしばしばみる言語化が難しい夢が忠実に視覚化されているのだがこれは・・・・・・という感じの、もやっと腑に落ちる感覚。曖昧模糊としたデジャビュ、もしくはジャメビュでもあるような・・・・・・? うまいこと云えないが・・・・・・。

細密に描かれた背景に、主人公は殆どみんな同じおかっぱの少女。背景とはうらはらな少女のゆるーいタッチ(とすっとぼけた口調)はやくしまるえつこさんの画風とよく似ているけれど、近年みられるこういう系ってなんて呼称するのかな。 

 と思って理論を流しながら読んだら、案外ミスマッチだったのが印象的だった。ヘンなためらいが薄らいだので、「蟹に誘われて」も次回読もう。

(そっちを先に読んでもよかったのだが、この本のビニカバ装丁のスマートさに惹かれた)

 

25日にはこれ。

 

赤白つるばみ 上 (愛蔵版コミックス)

赤白つるばみ 上 (愛蔵版コミックス)

 

 

情弱なので出版されないのではないかと思っていたが、ちゃんとされて一安心。楠本先生からのクリスマスプレゼントという趣向でしょうかね。

 

久しぶりに先生のtwitterをチェックしたら、相変わらず装丁・デザインに対する常軌を逸したこだわりぶりがご健在で、やはり一安心。上のpanpanya氏もそうですが、装丁を自分で手掛けるアーティストはたいへん好みです。世界観の統制がちゃんととれている気がします。

「17年振り待望の長編単行本!」という帯文に軽く目眩を覚えるが、再び楠本まき漫画を読めるこの喜びよ。

 

kissxxxxの系譜かはさておき、変わらずの唯美主義的かつコミカルな日々に、年月を経た浮世の倦怠感が注入された感じ。かくも生活感の希薄な作風なのに、愛らしい幼児と愛すべき老人を描くのが本当に巧みだなァとしみじみと感嘆してしまう。

マイノリティーのふるまいがのびやかに描かれているのもよい。「みんなちがってみんないい」が体現されている感じ。

上下巻の刊行予定なのだろうか? ・・・・・・連載は順調なのか、あるいは番外編が雑誌に掲載されたというから、もう終わっているのか?? 下巻は最早、何年でも待ちます、先生! という、飼いならされたファンの心境です。

 

・・・・・・なんか非常に動作の調子が悪いので本日はここまで!